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破損核燃料棒の輸送、自治体に通知せず


ニュース 社会 作成日:2014年9月24日_記事番号:T00052854

破損核燃料棒の輸送、自治体に通知せず

 原子力工学の専門家、賀立維・宜蘭人文基金会顧問はこのほど、台湾電力(TPC)第2原子力発電所(新北市万里区)が破損した核燃料棒を検査目的で行政院原子能委員会(原能会)核能研究所(桃園県龍潭郷)に輸送する際、新北市政府と桃園県政府に通知がなかったと主張し、TPCと原能会を「職務怠慢だ」と批判した。24日付自由時報が伝えた。

 第2原発では2003年から09年までの期間に燃料棒の破損が8件起き、原因特定のため、問題の燃料棒を同研究所に送って検査した。

 原子力安全規則によると、破損核燃料棒の輸送に際しては、地元警察が交通規制を実施し、輸送車両の前後を警護しながら輸送することになっている。

 TPCは破損核燃料棒の輸送に際し、事前に道路使用権を申請していると説明した。

 桃園県政府は賀顧問の発言が事実ならば、TPCと原能会の事実隠しは責任を問われるべきだと述べた。