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8月工業生産指数が過去2番目に、iPhone6効果【図】


ニュース その他製造 作成日:2014年9月24日_記事番号:T00052858

8月工業生産指数が過去2番目に、iPhone6効果【図】

 経済部統計処が23日発表した8月の工業生産指数は前年同月比7.03%上昇の110.66ポイントで、過去最高だった先月に次ぐ2番目の高さとなった。アップルのスマートフォン、iPhone6などモバイル端末の新製品発売やパソコン市場の回復に支えられ、半導体、DRAM、プリント基板(PCB)などの電子部品の生産が旺盛だったことが主因だ。電子部品業の生産指数は130.09ポイント(前年同月比12.83%上昇)と単月として過去最高だった。24日付工商時報などが報じた。

 工業生産指数の約9割を占める製造業生産指数は110.56ポイントで、前年同月比7.2%上昇。同じく前月に次ぐ高さとなった。電子部品業の他、PC・電子製品・光学製品業は14.98%上昇の89.51ポイントで、3カ月連続で2桁成長となった。

 経済部は、世界景気が安定しており、機械設備業の輸出受注も大幅に増加していると指摘した。金属加工、化学工業、半導体生産向け設備が特に旺盛で、機械設備業は99.48ポイントで12.66%増と、3カ月連続で2桁成長だった。

 経済部は今後の見通しについて、iPhone6の人気に加え、世界経済の安定成長、中国の国慶節(建国記念日、10月1日)連休前の在庫積み増しで半導体、光学デバイスなどの部品サプライヤーの生産をけん引すると指摘。その他、自動車および部品、工作機械なども引き続き増産が期待できるとの見方を示した。