ニュース 商業・サービス 作成日:2014年9月24日_記事番号:T00052861
経済部統計処が23日発表した8月の卸売・小売・飲食業界全体の売上高は前年同月比2.2%増の1兆2,064億台湾元(約4兆3,000億円)で同月としては過去最高を更新し、12カ月連続で前年同月を上回った。24日付工商時報が報じた。
卸売業は8,391億元(前年同月比1.2%増)と過去2番目の高さだった。輸出の回復で3C(コンピュータ、通信、家電)関連チップや部品、機械設備の需要が伸びたことが主因だ。
小売業は3,308億元(前年同月比4.5%増)、飲食業は365億元(4.9%増)と同月としては過去最高だった。特に飲食業のうちレストランは夏季休暇や中秋節(旧暦8月15日、今年は9月8日)向けの贈答品商機、出店拡大がけん引し306億元(4.9%増)だった。飲料店は気温が高かったことが購買意欲を刺激し過去最高の41億元(6%増)に上った。
経済部は9月の卸売・小売・飲食業界全体の売上高について、初旬に発覚した廃油ラード事件で返品が相次ぎ、食品の製造、卸売業や総合商品業(百貨店、スーパーマーケットなど)、飲食業などが打撃を受けているため、8月を下回ると予測した。なお、禁止でんぷんの使用が明らかとなった昨年5月は、卸売業が前年同月比1.8%減、商業売上高全体も1.2%減だった。
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