ニュース 商業・サービス 作成日:2014年9月24日_記事番号:T00052865
量販店最大手、家楽福(カルフール)のパトリック・ガナイエ総経理は23日、店舗改装、出店拡大、資産購入に対し、今後3年間で50億~70億台湾元(約180億~250億円)の投資を行う方針を示した。24日付中国時報が報じた。
ガナイエ総経理(左2)は、24日から始まる創業祭(周年慶)セールでは、フランスから輸入した食材などの販売に注力すると語った(23日=中央社)
カルフールはまず比較的老朽化した店舗の改装を行い、増加する高齢者に優しい設計や現代的なデザインを取り入れる。店舗拡大は引き続き行い、住宅地での小型店や潜在消費が見込まれる商圏への大型店出店などが候補に挙がっている。
一方、建物所有者との契約更新の煩わしさや家賃高騰などに直面しており、長期経営の観点からも土地購入などを計画している。現在同社が土地を保有するのは文心店(台中市南屯区)のみだ。
ガナイエ総経理は、台湾の小売市場はスーパーマーケットの全聯福利中心(Pxマート)、美廉社(シンプルマート)の店舗数が数倍に増え、ネットショッピングが急速に伸びていることなど、来台5年で大きく様変わりし、量販店は脅威にさらされていると指摘。今回の投資加速で一定水準の業績、市場シェアを確保したいと説明した。
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