ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ウィンテックが一部操業停止か、タッチパネル供給過剰で


ニュース 電子 作成日:2014年9月24日_記事番号:T00052873

ウィンテックが一部操業停止か、タッチパネル供給過剰で

 タッチパネルメーカー、勝華科技(ウィンテック)が台中工業区の中工工場の操業を停止し、桃園幼獅工業区の第3世代生産ラインも1本停止すると同社従業員が蘋果日報に情報を寄せた。これに対し黄忠傑・同社広報担当は、中工工場の生産ライン停止は未定と説明、生産見直しや一部業務の縮小を現在検討中だが、従業員に対する影響は最低限に抑えると強調した。

 この従業員は、受注は9月30日までで、同社は台中市の潭子工場に従業員を異動させているが日勤しかないと語った。昇給も中秋節(旧暦8月15日、今年は9月8日)の一時金もなかったため、従業員は不満を抱いていると話した。

 同社広報は、タッチパネル市場低迷で同社は3年半連続の赤字となり、中秋節の一時金を支給しなかっただけでなく、副総経理以上の給与を3割カットしたと説明。従業員も苦労を共にしてほしいと呼び掛けた。

 タッチパネルメーカーの苦境は、タッチパネル搭載ノートパソコンが予想ほど売れず普及率が伸び悩み、タッチパネルが供給過剰に陥っている上、深圳欧菲光科技(深圳Oフィルムテック)が値下げ競争を仕掛けたことが主な理由だ。