ニュース 政治 作成日:2014年9月25日_記事番号:T00052884
台北市長選に野党陣営から出馬する台湾大学医学院附設医院(台大医院)創傷医学部教授、柯文哲候補(55)が同病院の「MG149」という資金口座を脱税や資金洗浄に使っていたとされる疑惑で、有力週刊誌『壱週刊』は柯候補率いる膜型人工肺医療チームが事前にマスコミの取材や検察の事情聴取にどう答えるべきかを申し合わせていたと受け取れる録音ファイルを入手したと報じた。
柯候補陣営は連候補陣営への刑事告訴も辞さない構えだ(24日=中央社)
録音内容は柯候補の側近が「あの会計勘定の中になぜ柯候補の口座があるのか。私はどう答えればよいのか」「2010年に引き継いだもので、その前の秘書も同様に区別していたと答えればよい」などといった会話を交わす内容だ。内容は盗聴されたものとみられる。
内容は口裏合わせとも取れるものだが、柯候補は「(盗聴は)ウォーターゲート事件に近く、相手陣営(国民党・連勝文陣営)は手段を選ばない」と強く批判した。
これに対し、連候補陣営は「ウォーターゲート事件と比べることなどできない。論点をすり替えないでもらいたい」と反論。
一方、疑惑を指摘した国民党の羅淑蕾立法委員は既に検察に柯候補を刑事告発している。台北地方法院検察署は羅立法委員に補足資料の提出を要請すると同時に、問題の口座に対する捜査を進めている。検察は選挙期間中であるため、慎重に捜査を進めているが、場合によっては柯候補の事情聴取に踏み切ることも視野に入れているもようだ。
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