ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年9月25日_記事番号:T00052897
台湾鉄鋼工業同業公会(TSIIA)の理事長としてインドネシアの鉄鋼工業協会を訪問した中国鋼鉄(CSC)の鄒若斉董事長は24日、同国からの低価格鋼板の輸入が今年に入り激増しており、台湾市場の秩序を乱していると指摘し、ダンピング(不当廉売)認定を求め提訴することも辞さないとけん制した。25日付工商時報が報じた。
CSCは先月末、インドネシアの他、中国、韓国から低価格の鋼板、冷延製品に対し、早ければ第4四半期にも提訴する可能性があると表明しており、鄒董事長はインドネシア側に低価格製品の輸出自粛を直接訴えた格好だ。
CSCの調査によるとインドネシアからの鋼板輸入は昨年はなかったが、今年1~7月は3万1,738トンに急増。台湾製品より1トン当たり50米ドル以上安く、台湾メーカーが打撃を受けている。背景には、韓国ポスコのインドネシア工場(年産120万トン)が稼働したが、インドネシア市場だけでは消費し切れないため、台湾や東南アジア各国に低価格で販売していることがあるとみられる。
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