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サムスンが欧州ノートPC市場撤退、エイサー・ASUSに恩恵【図】


ニュース 電子 作成日:2014年9月25日_記事番号:T00052900

サムスンが欧州ノートPC市場撤退、エイサー・ASUSに恩恵【図】

 サムスン電子の欧州ノートパソコン市場からの撤退表明を受け、宏碁(エイサー)や華碩電脳(ASUS)が有利となり、台湾のサプライチェーンも恩恵を受けるとの観測が出ている。25日付蘋果日報などが報じた。

 サムスンは24日、欧州でグーグルの基本ソフト(OS)、クロームOSを搭載したノートPC「クロームブック」、ウィンドウズOS搭載の超薄型ノートPCの販売を停止すると表明した。

 市場調査会社、IDCの統計によると、サムスンは昨年の西欧ノートPC市場の出荷台数が158万7,000台で市場シェア9位だったが、今年上半期は富士通に抜かれ10位に転落した。

 資訊工業策進会(資策会)産業情報研究所(MIC)は、サムスンによる欧州市場撤退の影響はそれほど大きくないものの、サムスンはクロームブック最大手のため、エイサーなどが有利になると指摘した。また、サムスンのノートPCは大部分が自社生産だったため、今後ヒューレット・パッカード(HP)、デル、エイサー、ASUSがシェアを高めれば、台湾の受託メーカーや部品メーカーに出荷増の可能性があると予測した。