ニュース 電子 作成日:2014年9月25日_記事番号:T00052902
タッチパネル大手の宸鴻集団(TPKホールディング)、勝華科技(ウィンテック)、洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)、介面光電(Jタッチ)は上半期の短期借入金と1年以内に支払期限が到来する流動負債の合計が777億6,600万台湾元(約2,800億円)に対し、現金と現金同等物は327億1,800万元しかなく、債務返済能力に赤信号が灯っている。業界関係者は、中国メーカーの節操ない増産や低価格での受注競争が、タッチパネル業界の景気低迷の元凶と指摘した。25日付経済日報などが報じた。
中でもウィンテックは、上半期の短期借入金77億6,700万元、流動負債94億4,200万元に対し、現金と現金同等物は50億1,300万元しかない。銀行には短期運転資金の融資を打ち切ると告げられている。
同社は24日、1~8月で長短期借入金の51億5,200万元を返済しており、9月に支払期限を迎えるシンジケートローン(協調融資)は銀行が償還期限繰り延べに同意したと発表した。しかし、メディアに厳しい財政事情を報じられたことで、同日の同社株価はストップ安の8.15元で引け、2009年2月以来の最低となった。
黄顕雄董事長は同日、工場売却を検討していると明かした。工場ごとに生産ラインや機能を評価した上で、売却する工場を決定すると説明し、台中工場は撤収しないが、リストラ計画を始動すると話した。
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