ニュース 医薬 作成日:2014年9月26日_記事番号:T00052918
衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)が25日発表した統計によると、台湾の住民が昨年1年間に服用した胃薬は22億粒以上で、このうち胃酸を中和する制酸剤は17億粒以上、金額にして13億台湾元(約47億円)を上回った。なお、ここ3カ月で胃薬を1回以上服用した人は約2割に上った。26日付聯合報などが報じた。
制酸剤1粒の厚さを2ミリメートルとして計算すると、17億粒を積み上げた場合、台北101ビル6,693棟分の高さになるという(25日=中央社)
TFDAによると、台湾人の多くが「薬を飲むと胃を傷つける」という誤った考え方を持っており、26.6%の人が医師に胃薬を別に処方するよう求めるという。このうち40〜59歳の中壮年層が35%を占める。
また25%の人が、家族・友人の薦めから、またはコマーシャルを見て自分で胃薬を買って飲んでいることも分かった。このうち2割は説明書をしっかり読んでいないという。
なお、制酸剤服用に伴う副作用を十分理解していない人は7割にも上った。TFDA薬品組の載雪詠副組長は、制酸剤を長い間服用すると栄養素の吸収不良、胃酸減少、胃腸での細菌の過度な増殖などを招く他、腎臓も傷めると指摘した。
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