経済部統計処が25日発表した統計によると、自転車産業の生産額は2011～13年の３年連続で500億台湾元（約1,800億円）を上回った。今年１～７月の生産額は前年同月比6.5%減の268億4,000万元。経済部は、今年も500億元を超えるとの見通しを示した。26日付蘋果日報などが報じた。
11～13年の自転車生産額は、▽508億8,000万元▽577億9,000万元▽534億1,000万元──だった。生産台数は08年の614万4,000台をピークに世界金融危機で欧米の受注が急減し、11～13年は▽455万5,000台▽456万4,000台▽405万8,000台──と400万台で推移しているが、平均単価は▽１万1,200元▽１万2,700元▽１万3,200元──と上昇が続いている。今年１〜７月の平均単価は１万3,400元と前年同期比7.4%上昇した。
平均単価の上昇は、各社が炭素繊維、チタン、マグネシウム、アルミニウムなどの素材を使用して自転車の持ち運びやすさ、耐久性を高めたためで、ミドル〜ハイエンド車種の需要が増えている。
