ニュース 電子 作成日:2014年9月29日_記事番号:T00052952
光学フィルムの華宏新技はこのほど、銀ナノワイヤ材料メーカーの潤合国際との提携で、湿式製造プロセスによる銀ナノワイヤ透明導電膜の統合型ソリューションを発表した。ITO(酸化インジウムスズ)を使用した場合と比べてオファー価格が20〜30%安い。第4四半期に量産・出荷を予定する。27日付工商時報が報じた。
華宏は、市場で販売されている銀ナノワイヤ製品はレーザーを使用した乾式プロセスでしか製造できないが、同社と潤合国際が開発した銀ナノワイヤ透明導電膜の場合、顧客は既存の湿式製造設備を利用でき、新たな投資が必要ないと説明した。
華宏によると、同製品は既にタッチパネルの洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)や中国の貼り合わせメーカーの深圳市震華数碼科技、東之輝電子科技の認証を通過している。その他熒茂光学(ミルデックス・オプティカル)や鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の業成科技(GIS)といったタッチパネル大手も認証を進めている。今年は顧客の導入意欲が高く、第4四半期以降は四半期ごとに100万〜300万台湾元(約360万〜1,100万円)の増収効果をもたらす見通しだ。
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