ニュース 電子 作成日:2014年9月30日_記事番号:T00052975
通信キャリア大手、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)の李彬総経理は29日、今後、台湾各地の地元ケーブルテレビ(CATV)業者に出資を行って買収を進める、または県市を越えて事業を展開する業者と戦略提携を結ぶとの考えを示し、CATVでのシェア拡大に意欲を見せた。30日付工商時報が報じた。
遠伝はこれまで台湾最大のケーブルテレビ(CATV)業者、中嘉網路(チャイナ・ネットワーク・システムズ)の買収に乗り出していたとの観測が出ていたが、中嘉は先ごろ頂新国際集団による買収を受けることで合意した。これにより現在、市場には買収対象となり得る、大規模なユーザーを抱えるCATV業者が存在しないことから、遠伝は小規模業者への買収を重ねることにより徐々に勢力を拡大せざるを得ない状況となっている。
なお遠伝の李総経理は同日、オーバー・ザ・トップ(OTT)型コンテンツサービスで鴻海精密工業と提携すると表明。セットトップボックス(STB)の生産を鴻海が、映画などのコンテンツを遠伝が提供する。OS(基本ソフト)にはアンドロイドを採用することが確定しており、来年初めにもサービスを開始できる見通しだ。
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