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ラーガンが台中園区の土地落札、16年に新工場稼働へ


ニュース 電子 作成日:2014年9月30日_記事番号:T00052978

ラーガンが台中園区の土地落札、16年に新工場稼働へ

 携帯電話用カメラレンズ世界最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)は29日、台中市精密機械科技創新園区の本部そばの土地1万3,700坪を落札したと発表した。取得額は31億台湾元(約110億円)以上。早ければ10月中旬に契約し、2016年に第1期工場を稼働する計画だ。30日付経済日報が報じた。

 同社は5年以内に100億元以上を投じて工場を建設し、携帯電話用の他、ウエアラブル(装着型)端末、ロボット、医療、スポーツ、車載用などハイエンドレンズを生産する計画のようだ。市場では、新工場が稼働すれば、レンズの月産能力が1億個以上に、現在より3割以上増えるとみられている。また、研究開発(R&D)、生産の一貫体制を構築するため、中国の東莞市と蘇州市の工場を台湾に移転し、新工場をハイエンドレンズの重要生産拠点にすると予想されている。同社は市場観測に対し、中国の両工場は稼働しており、今後の計画は検討中だとコメントした。

 中国工場は現在、後工程の検査やガラスレンズ生産が中心だ。台湾の工場ではアップルのスマートフォン、iPhone向けレンズを生産している。同社はiPhoneの主要サプライヤー。携帯電話用カメラレンズ世界市場ではシェア20%の首位だ。