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半導体検査装置のエルメス、南科新工場が来年初頭に稼働


ニュース 電子 作成日:2014年9月30日_記事番号:T00052985

半導体検査装置のエルメス、南科新工場が来年初頭に稼働

 半導体ウエハーの電子ビーム検査装置大手、漢民微測科技(エルメス・マイクロビジョン、HMI)は、南部科学工業園区(南科)に建設中の第2工場が12月に完成し、来年初めにも稼働するとの見通しを示した。同工場は既存の第1工場で生産能力が逼迫(ひっぱく)していることを受けて建設され、月産能力は100~150台と第1工場の2~3倍となる。30日付工商時報が報じた。

 その他、同社は具体的な顧客名を明かさなかったものの、顧客が10ナノメートル製造プロセスで2016年に量産するのであれば、設備メーカーにとって来年の成長けん引役は同プロセス向け設備になるとの見方を示した。エルメスの指す顧客とは、同社大口顧客で10ナノプロセスへの投資を加速している半導体大手のインテルとみられる。

 なお、同社の8月連結売上高は6億8,800万台湾元(約25億円)と前月比111%増、前年同月比72.2%増だった。1~8月累計は40億6,200万元と前年同期比20.9%増で、20、28ナノプロセス向け設備がけん引した。9月は顧客が出荷を先延ばしにしたため前月を下回る見通しで、売上高のピークは第4四半期になる見通しだ。