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上海ガニから発がん性抗生物質、台湾に輸入


ニュース 農林水産 作成日:2014年10月1日_記事番号:T00053000

上海ガニから発がん性抗生物質、台湾に輸入

 中国湖北省武漢市の養殖場から9月15日、台湾の輸入業者向けに出荷された上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)4.3トンから発がん性があるとして使用が認められていない抗生物質「クロラムフェニコール」が検出されたことが分かった。1日付自由時報が伝えた。

 問題の上海ガニは桃園県蘆竹市の輸入代理店が武漢市の「南北嘴綜合開発」に発注したものだった。

 同代理店は8月末から30回にわたり、上海ガニを輸入したが、検査に不合格となったのは問題の1回だけだとしており、既に在庫を凍結したため、市中には流通していないと説明した。

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)によると、8月29日からこれまで中国から台湾に輸入された上海ガニは174.9トンで、うち問題の代理店が43%を占めた。また、中国側の輸入元である南北嘴は中国政府の認証に合格した養殖場で、過去2年に違反記録はなかった。

 同代理店は検査結果に疑問を抱き、再検査を求めており、今月5日までに再検査結果をTFDAに提出する構えだ。