ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年10月2日_記事番号:T00053033
台湾では最近、違法な手段で中国から台湾に輸入されるビレットが急増しており、台湾鉄鋼メーカーの脅威となっているとして、政府は今月中旬にも不正防止に向けた対策を協議する方針だ。2日付工商時報が報じた。
鉄鋼業界からの陳情を受けて経済部と財政部が調査を進めたところ、中国メーカーが生産したビレットを輸出関税が不要で税還付も受けられる品目名で輸出手続きを行い、台湾へ輸入する際はゼロ関税が適用されるビレットに品目名を書き換えて手続きを行うという不正が横行している状況が明らかとなった。
経済部工業局によると、今年1〜7月に台湾へ不正に輸入された製品は21万4,000トンに上るとみられる。
これについて財政部関務署関係者は、陳情を受けて直ちに中台間で連絡を取り合い、事実確認と対策協議を進めたと説明。今後も関連製品の輸入については必要に応じて調査を進めると語った。
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