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台鉄の西部幹線全線、来年8月ICカード利用可能に


ニュース 運輸 作成日:2014年10月3日_記事番号:T00053051

台鉄の西部幹線全線、来年8月ICカード利用可能に

 台湾鉄路(台鉄)は来年8月から西部幹線の全線で、悠遊卡(イージーカード)や一卡通(Iパスカード)など公共交通機関用のICカードを使用した乗車が可能となる見通しだ。ただ、現在提供されているICカードでの乗車に対する運賃割引制度をそのまま適用すれば大幅な割安となり、台鉄の売上高に影響を及ぼすと懸念されるため、乗車区間を制限するなど対策を検討している。3日付蘋果日報が報じた。

 台鉄では現在、北部で福隆〜苗栗、南部で林内〜屏東でICカードを利用した乗車が可能となっているが、来年8月には林内〜苗栗間でカード読み取り設備の設置が完了する予定だ。さらに2016年には東部幹線での設置も完了し、ICカードのみで台鉄での台湾1周が可能となる見通しだ。

 ただ現行の運賃割引制度をそのまま適用すれば、台北〜高雄間の自強号運賃は正規の843台湾元(約3,000円)に対し、カード利用では488元で43%引きとなるため、乗車区間を70キロメートル以内に制限することが検討されている。

 一方、急行列車「莒光号」については制限を加えない方針で、カード利用により台北〜高雄間を乗車した場合、正規運賃650元に対し162元安くなる。