ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

アップルの「A9」プロセッサー、サムスンが既に受注か


ニュース 電子 作成日:2014年10月3日_記事番号:T00053068

アップルの「A9」プロセッサー、サムスンが既に受注か

 3日付聯合報が米ニュースサイトZDNetの報道を基に報じたところによると、アップルの次世代プロセッサー「A9」は既にサムスン電子の14ナノメートル製造プロセスを採用することで契約が成立しているとの観測が情報筋により明らかにされた。またサムスンの半導体事業トップの金奇南(キム・ギナム)氏は2日ソウル本社で、「当社最新技術を採用したチップのアップルへの供給が始まれば、利益は良い方向へ改善する」と語った。

 ただ、14ナノプロセスによる量産開始時期については明らかにしなかった。

 一方アップルの「A8」プロセッサーの生産を受注し、「A9」の受注も確実と報じられている台湾積体電路製造(TSMC)は、観測に対しコメントを控えたものの、業界関係者はサムスンの14ナノプロセスは試験生産が順調ではないのに対し、TSMCの16ナノプロセスは既に製品をテープアウト(設計完了)しており、来年第2四半期にも量産に入る可能性もあると指摘。アップルは今後、TSMC16ナノFinFET(FF、立体構造トランジスタ)プロセスのアップグレード版「FinFETプラス」を採用する可能性が高いと語った。