ニュース 電子 作成日:2014年10月3日_記事番号:T00053069
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)の周永明(ピーター・チョウ)執行長は、同社が再び受託生産を請け負うのは確実だと話した。受託生産を練習の場としてスマホ以外の製品分野を見つけなければならず、破壊的イノベーションのウエアラブル(装着型)端末やタブレット端末を来年第1四半期にも披露すると語った。市場では、HTCの受託生産第1弾はグーグルが10月中旬に発表するとみられるタブレット端末、ネクサス9との観測が出ている。3日付工商時報などが報じた。
王雪紅(シェール・ワン)董事長は、ブランドと受託生産の両輪体制で、ブランド価値を向上するのと同時に、タブレット端末市場に再参入し、鴻海精密工業や和碩聯合科技(ペガトロン)に宣戦布告すると話した。同社は2011年に自社ブランドでタブレット端末「フライヤー」と「ジェットストリーム」を発売したものの、販売量が伸び悩んだ苦い経験がある。
両者の発言は、4日に発表される新書『上帝給王雪紅的十堂課』(天が王雪紅に与えた10レッスン)のインタビューでのもの。
市場では、ブランドに専念してから8年以上が過ぎるのに、受託生産の道に戻るのかと批判的な声も聞かれる。工商時報は、HTCの販売規模が縮小する中、中~高価格帯のネクサス9を受託生産すれば、コスト競争力を誇る自社工場を生かせると指摘。ただ、他のブランドは通常ハイエンド機種を他社に委託しないので、HTCの受託生産はグーグルとの提携に限られると予測した。
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