ニュース 社会 作成日:2014年10月6日_記事番号:T00053076
住宅価格の高騰でマイホームを持つことがますます困難となる中、「居住正義」「金権を撲滅し公平を勝ち取ろう」などといったボードを手にした市民約2万人が4日、台北市長選の国民党公認候補、連勝文氏の自宅がある高級マンション「宏盛帝宝」(台北市仁愛路3段)の前に徹夜で座り込む抗議活動を行った。5日付中国時報などが伝えた。
参加者は若者が多く、ある30歳の男性は「何年働いても家など買えない」と嘆いた(4日=中央社)
群衆は仁愛路の路上に座り込み、賃貸専用の公営住宅「社会住宅」の拡充、住む権利の憲法への盛り込み、不動産税制改革などを求めた。野党側から市長選に出馬する柯文哲氏も姿を見せたが、ステージには上がらなかった。
住宅問題でこれほど大規模な抗議活動が行われるのは、1989年に起きた「殻のないカタツムリ」運動に5万人が参加して以来となる。
一方、陳威仁内政部長は3日、台湾全土に住宅戸数の10%ある空き家の活用や住宅補助の拡充に努めていく意向を表明。来年には住宅賃料補助の対象を1万戸拡大する方針を示した。
陳内政部長は「市民団体は社会住宅を住宅戸数の5%まで拡充するよう要求しているが、この部分は他の方法で達成できる」と主張した。
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