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銀行の対中エクスポージャー増加、「コントロール範囲内」=金管会


ニュース 金融 作成日:2014年10月6日_記事番号:T00053081

銀行の対中エクスポージャー増加、「コントロール範囲内」=金管会

 金融監督管理委員会(金管会)は3日、対中エクスポージャー増加を懸念する声が高まっていることを受け、銀行の純資産に占める対中エクスポージャーの割合や中国の企業や個人向け融資の不良債権比率は高くなく、コントロールできる範囲内だと強調した。4日付経済日報が報じた。

 金管会は、今年上半期の台湾全土の銀行(外国銀行の台湾支店含む)の総資産39兆6,600億台湾元に対する対中エクスポージャー額は1兆6,000億元(約5兆8,000億円)と4.03%にすぎないと指摘。エクスポージャーのうち最も注意が必要な融資においても、中国企業や個人への融資額が8月末時点で279億米ドルで、うち延滞債権は0.14%の4,000万米ドルで割合は小さいと説明した。

 一方、銀行の純資産に対する対中エクスポージャー比率は4月時点で62%と報じられているが、金管会は同比率は純資産の100%を超えてはならないと法律で規定されているため、過度な懸念は不要だと強調。容易に上限を緩和する考えがないことを示した。