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スマホパネル価格1割下落、タブレット用もコスト割れ間近【表】


ニュース 電子 作成日:2014年10月6日_記事番号:T00053095

スマホパネル価格1割下落、タブレット用もコスト割れ間近【表】

 スマートフォン用とタブレット端末用の中小型パネル価格が続落している。4日付工商時報などが報じた。

 市場調査会社、ディスプレイサーチによると、スマホ用パネル価格下落は中国の通信キャリアの販売助成金縮小の影響だ。また、中国でのアップルのiPhone6発売が迫る中、他社の第4世代移動通信システム(4G)対応スマホ出荷が滞り気味で、ディスプレイサーチは、下半期のスマホ販売は例年より低い伸びと予測した。

 8月のHD(高精細度)720pの広視野角IPSパネル価格は14米ドルと前年同月比44%下落した。5インチパネルの第3四半期オファー価格は12.3米ドルで12.14%下落、低温ポリシリコン(LTPS)パネル価格は24.5米ドルで12.5%下落した。

 一方、タブレット端末用パネル価格下落は、スマホの大型化、ノートパソコンの軽量化、中国のホワイトボックス(中国語・白牌。ノーブランド、無名ブランド)の低価格による市場拡大が背景にある。9月の7インチパネル価格は17~21米ドルで、年初から1割下がった。解像度の低い一部7インチパネル価格はコスト割れ目前だ。中国のパネルメーカーの増産で、価格下落はまだ止まらない見通しだ。