ニュース 社会 作成日:2014年10月7日_記事番号:T00053099
旧暦では今年、1年が13カ月となるうるう年に当たり、9月と10月の間に「うるう9月(西暦10月24日〜11月21日)」が挿入される。9月にうるう月が設定されるのは1832年以来182年ぶりだ。
旧暦では月の満ち欠けの周期を基にしており、1カ月の長さが約29.5日、12カ月は354日または355日と、西暦に比べ1年の長さが10〜11日短い。これをそのまま使用した場合、実際の季節とのずれが大きくなるため、約3年に1度、うるう月を挿入することで調整している。
なお台湾では、嫁に行った娘がうるう月に豚足と麺線(そうめんに似た台湾風細麺)を手土産に実家へ帰省すれば両親が長生きできるという言い伝えがあるため、うるう月にはこの2商品の売り上げが通常の月に比べ20〜30%増えるという。
かつては生の豚足と麺線の束を買って帰り、実家で調理して親に食べさせていたそうだが、現在では調理済みのものをスーパーマーケットなどで購入するケースが増えている。さらに今年は約180年ぶりのうるう9月とあってありがたみも増すと見込んでか、スーパー大手の全聯福利中心(Pxマート)が今月9日から調理済みの豚足と麺線商品の予約販売を行うなど、多くの業者が商機獲得を狙っている。なお、実家への帰省日について特別な決まりはなく、うるう9月中であればいつでもよいそうだ。
ちなみに、次の旧暦うるう月は2017年6月、うるう9月は2109年となる。
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