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10歳男児刺殺事件、控訴審も無期懲役


ニュース 社会 作成日:2014年10月7日_記事番号:T00053100

10歳男児刺殺事件、控訴審も無期懲役

 2012年12月に台南市のゲームセンターで10歳の男児の首を刃物で刺して殺害したとして一審で無期懲役の判決を受けた曽文欽被告(30)の控訴審で、台湾高等法院台南分院は6日、一審と同じ無期懲役の判決を言い渡した。7日付蘋果日報が報じた。


殺害された男児の遺影を抱いた遺族は、判決を聞き落胆し涙が止まらなかったという(6日=中央社)

 控訴審は曽被告の4回の自殺未遂や13回の精神鑑定結果からみて、曽被告が「死に切れなかったため、殺人で死刑判決を受け、自殺の目的を達成しようと幼い命を犠牲にした」と指摘。犯行時に善悪の判断能力が明らかに低下していたとして、一審判決を支持した。

 曽被告は逮捕後、「1人や2人殺しても死刑にはならない」、「刑務所に入り、一生ただで食事にありつきたかった」などと理不尽な発言を繰り返したことから、極刑を求める世論が高まっていた。

 男児の遺族は「いまだに謝罪がない。死刑判決でこうした犯行を防いでもらいたい」と述べ、上訴する考えを明らかにした。