ニュース 医薬 作成日:2014年10月7日_記事番号:T00053114
杏輝薬品工業(シンファー・ファーマシューティカル)の抗がん剤第2工場が6日、完成した。年産能力は最高500万本で、来年下半期の稼働を予定している。7日付工商時報が報じた。
李董事長(左)は落成式で、がんの英語「キャンサー」はラテン語で「カニ」を意味する単語を語源とするため、テープカットの代わりにカニ退治の儀式にしたと説明した(6日=中央社)
李志文・同社董事長は新工場について、「日米の大手製薬会社から提携が持ち掛けられているが、当社は『植民地』になるつもりはない」とした上で、まずダイト(本社・富山県富山市、大津賀保信社長)と戦略提携を結び、日本向けに販売する可能性もあると話した。大津賀ダイト社長は、2品目について協議中だと語った。
第2工場は2012年5月着工で投資額は5億台湾元(約18億円)。高活性製剤の無菌充塡(じゅうてん)、最終滅菌の生産ラインを擁する。11月に試験生産を行い、来年2月に行政院衛生署食品薬物管理局(TFDA)、4月に厚生労働省の審査を受ける予定だ。
また第2期、第3期拡張では輸液製剤、高活性固形製剤を生産する他、薬剤をあらかじめ充塡したプレフィルドシリンジ製剤(PFS製剤)の生産エリアを計画している。
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