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台北駅ツインビル、中華工程も契約資格喪失


ニュース 建設 作成日:2014年10月8日_記事番号:T00053136

台北駅ツインビル、中華工程も契約資格喪失

 台北駅周辺の高層ツインビル「双子星大楼」開発計画で、台北市政府捷運工程局は7日、繰り上げで優先交渉対象者となった中華工程(BESエンジニアリング)が契約資格を喪失したと発表した。8日付工商時報が伝えた。

 同局によると、中華工程は7日午前0時の期限までに必要経費の納付や関連文書の提出を行わなかったとして、投資契約書上の権利を放棄したと見なされた。

 これに先立ち、中華工程は市側から契約前の段階で施工能力の裏付けとなる融資保証書の提出を求められたことを不服とし、高等行政法院に仮処分を申請していた。

 市側は当初の入札で太極双星国際開発、中華工程に次ぐ3位となった億大集団を繰り上げで優先交渉対象者とするか、今回の事業者選定自体を中断するか検討する方針だ。

 捷運工程局は「今後の開発方式については、市民と市政府の権益を最優先に考え、政策決定と行政手続き完了を待って、正式に発表したい」と説明した。

 台北駅ツインビルは2006年から5回の入札を繰り返したが、いまだに事業者が決定せず、完成時期はさらに遅れる見通しとなった。