ニュース 社会 作成日:2014年10月9日_記事番号:T00053154
9月中旬より大手百貨店が相次いで周年慶(創業祭)セールをスタートさせる中、サラリーパーソンを対象にこのほど実施された調査によると、今年、同セールで商品購入に当てる予算は男性が女性を大きく上回っていることが明らかとなった。
求人求職情報サイト大手、1111人力銀行が9月20日〜10月3日に同社サイトの会員を対象に行ったメールによるアンケート調査(有効回答数1,093件)の結果によると、今年の創業祭セールで予定する商品の購入額は全体平均で1万5,056台湾元となったが、女性サラリーパーソンの予算が平均9,130元だったのに対し、男性サラリーパーソンは女性の約2.4倍に当たる平均2万1,771元に上り、男女差が大きく開いた。
この結果について1111人力銀行の何啓聖副総経理は、男性が創業祭で購入する衣類や小物、3C(コンピューター、通信、家電)製品などの商品は比較的価格が高いことが原因と分析。新光三越百貨も、全体としては女性の消費額が高いが、男性の方が比較的財布のひもがゆるく、数万元のマッサージチェアや掃除機、洗濯機やウエアラブル(装着型)端末など高価な商品の購入はほとんど男性が占めるという。
また詳細な分析の結果、職業別ではハイテク業、IT(情報技術)業で働くサラリーパーソンの消費力が最も高く、これを裏付けるように今年の創業祭で子ども服や掃除機の購入に3万元を使ったというハイテク企業に務める男性(35)は、「セール中は割引が大きくお得なため、購入を決めたら迷わない」と言い切った。
なお回答者の34.3%が「商品の購入を創業祭まで先延ばしする」、28.7%が「創業祭で買いだめをする」と答えており、同セールが消費活動に大きな影響を与えている状況がうかがえる。
一方、創業祭でのショッピングについて「後悔した」との回答も43%に上り、▽予算をオーバーした▽不必要な物を衝動買いした▽買いだめをし過ぎて消費期限を過ぎた──などが主な理由に挙がった。
本来は値引きが行われるセールを利用して出費を抑えようと考えながら、実際に大量の安い商品を目の前にすると計画が狂わされるようだ。
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