ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

製紙の正隆、ベトナムに新工場計画


ニュース その他製造 作成日:2014年10月9日_記事番号:T00053162

製紙の正隆、ベトナムに新工場計画

 産業用紙大手の正隆(CLC)が、ベトナム3基目の紙器工場の建設を計画しており、中国に続き2基目となる産業用紙工場の建設も検討している。今後5年の投資額は90億台湾元(約320億円)に上る可能性がある。9日付蘋果日報が報じた。

 侯増富・正隆紙器事業部副総経理は8日、ベトナムの環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加で、台湾企業のベトナム北部進出が増えており、ダンボールやボール紙など包装紙需要も増えていると指摘した。新しい紙器工場はベトナム北部に建設し、投資額5億元、着工から1年半後に稼働する予定だ。

 既存のドンナイ省、ビンズオン省の紙器工場は、ナイキなどの需要が旺盛で、今年の月産量は1,600万~1,700万平方メートルと前年同月比20%以上増え、従来の生産能力を超えている。同社はビンズオン省の工場に1,500万元を投じて、生産ラインを1本増設し、2015年末までに稼働させる予定だ。これにより、ベトナムでの紙器生産能力が3割以上増える見通しだ。