ニュース 電子 作成日:2014年10月13日_記事番号:T00053196
タッチパネルIC世界最大手の米シナプティクスは先日、経済部が開催した商談会において、車載用ディスプレイ市場攻略に向けた関連製品の品質向上および技術の高付加価値化を目的として、台湾の車載用液晶パネルメーカーと商談を行ったもようだ。11日付工商時報が報じた。
ただ、シナプティクスのリック・バーグマン社長兼執行長(CEO)は、車載用市場は自動車メーカーの認証取得に時間がかかるため、同事業の売上高、利益貢献が顕在化するのは2017年以降となるとの見方を示した。
なお、シナプティクスは先日、経済部が主催した全球招商論壇(台湾ビジネスアライアンス会議)において投資意向書(LOI)を締結。詳細は明らかにしなかったが、投資額は142億台湾元(約500億円)を計画している。同社は既に台北、新竹に研究開発(R&D)センターを設けており、ハイエンド技術のR&D継続で新たな就業機会をもたらすとみられる。
一方、スマートフォン市場において同社は、既存のタッチパネルIC、指紋認証ICを合わせた技術統合でシェア拡大を狙い、今月1日にルネサスエレクトロニクスの子会社で中小型液晶パネル向けドライバ・コントローラーICを手掛けるルネサスエスピードライバ(RSP)の買収を完了している。
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