ニュース 電子 作成日:2014年10月13日_記事番号:T00053205
鴻海精密工業が9日発表した9月の連結売上高は前月比51%増、前年同月比23%増の4,154億1,200万台湾元(約1兆4,600億円)で、今年初めて4,000億元を突破し、単月としては過去3番目に高かった。第3四半期は前期比8.1%増の9,507億1,500万元で同期としては過去最高だった。9月に発売されたアップルのスマートフォン「iPhone6」の出荷がけん引した。10日付経済日報などが報じた。
鴻海は、コンシューマー電子製品の出荷が最も良く、パソコン、通信製品も安定していたとの見方を示した。
証券会社は、鴻海はiPhone6の7割、iPhone6プラスの全ての組み立てを受注しており、同機種の販売好調に支えられたと指摘。今後の見通しについては、iPhone6とiPhone6プラスが10月17日に中国で発売され、需要が大幅に増えることや、10月16日にタブレット端末「iPad」の新機種が発表されるとみられることから、来年第1四半期まで好調は続くと予測した。
重慶工場、スト再び
一方、鴻海傘下の中国・富智康集団(FIHモバイル)の重慶工場でこのほど、賃金や福利厚生などの待遇改善を訴え、従業員約1,000人がストライキを起こした。鴻海は従業員との話し合いの末、合意に達しており、生産に影響はないと説明した。ヒューレット・パッカード(HP)からの受注が減り、従業員の残業時間を減らしたことが原因とされる。同工場でのストライキは6月に続き2度目。
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