ニュース 金融 作成日:2014年10月14日_記事番号:T00053211
台湾の銀行における対中エクスポージャー拡大が懸念されている問題について金融監督管理委員会(金管会)はこのほど、オフショア銀行部門(OBU)の中国企業に対する融資規模が大きい上位10行に対し特別検査を行うなど、監視や指導を強化する方針を示した。14日付経済日報などが報じた。
曽銘宗・金管会主任委員。金管会は金融機関に対し、上場会社というだけで中国企業を信用しないようにと呼び掛けている(13日=中央社)
同紙によると、金管会による検査の対象となっているのは▽兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)▽永豊銀行(バンク・シノパック)▽中国信託商業銀行(中信銀、CTBCバンク)▽国泰世華銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)▽台湾銀行▽彰化銀行▽第一商業銀行▽合作金庫商業銀行▽上海商業儲蓄銀行▽台北富邦銀行──とされる。
また金管会は来月より、対中エクスポージャーに関するストレステストを四半期に1度、実施することを計画している。
金管会の統計によると、台湾の銀行による中国企業への融資額は1,280億台湾元(約4,500億円)で、延滞債権比率は0.24%と制御範囲内にとどまっている。
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