ニュース 食品 作成日:2014年10月14日_記事番号:T00053227
頂新製油(彰化県永靖郷)と正義公司(高雄市仁武区)がベトナムから食用に適さない飼料用油脂を輸入し、食用油の原料に使っていた事件で、13日開かれた立法院社会福利衛生環境委員会で、民進党の陳其邁立法委員が、輸入先のダイハインフック(大幸福)社の飼料用油脂の原料は、使用済みの食用油を回収した廃食用油だと暴露した。また、同社工場の写真を提示して、「現場は極めて不潔で、違法工場の疑いがある」と指摘した。14日付自由時報が報じた。
陳立法委員はさらに、ダイハインフックが台湾に輸出していた飼料用油脂は毎月コンテナ300個分で、年間少なくとも7万2,000トンに上るものの、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は現在までに2,000トン余りしか把握できていないと批判した。TFDAは正義の川上企業、永成油脂もダイハインフックから飼料用油脂を輸入していたことを確認しているが、陳立法委員は、永成は台湾最大の廃油回収業者であり、正義だけでなく他の食品大手メーカーにも製品を販売していたとして、引き続き調査を行うよう衛福部に求めた。
事件の発覚を受けて、TFDAは今月10日の時点でベトナムからのヘット(牛脂)とラード(豚脂)の輸入を禁止している。
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