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康師傅の中国の飲料売上高、台湾市場の規模を超える


ニュース 食品 作成日:2008年1月30日_記事番号:T00005324

康師傅の中国の飲料売上高、台湾市場の規模を超える

 
 食品大手の頂新集団傘下で、中国でインスタントラーメンと飲料事業を展開する康師傅は昨年、飲料の売上高が120億5,000万人民元(約1,778億円)を突破し、統一企業(ユニプレジデント)、黒松、味全食品など大手と小規模メーカーを合わせた台湾飲料市場全体の売上高を初めて超え、中国の市場規模の巨大さを改めて見せつけた格好となった。30日付経済日報が伝えた。

 小さな家庭用食用油メーカーを前身とする康師傅は中国という巨大市場で18年にわたって事業を展開したことより、域内大手の統一、味全などを経営規模、利益ともに大きく上回るまでに成長した。同社昨年第1~3四半期の純利益累計は2億5,400万米ドルに達し、過去最高を記録している。

 業界の統計によると、康師傅の昨年の飲料売り上げのうち、金額としてはアイスティーが最大で、紅茶、緑茶など茶飲料の売上高は54億人民元に達し、売上高全体の45%を占めた。また地域別では同社が販売の重点地域とする華東、華南および華北での売上高が75%を占めた。