ニュース 食品 作成日:2014年10月15日_記事番号:T00053258
行政院農業委員会(農委会)は14日、牛乳最大手の味全食品工業は、契約酪農家が生乳の3分の1を統一企業(ユニプレジデント)など同業5社に供給することに同意したと発表した。まず11月15日までの1か月間とし、供給不足が続いていれば延長を検討する。15日付工商時報などが報じた。
売り場には味全の「林鳳営」だけが売れ残っている。朱慶誠・農委会畜牧処副処長は、生乳の総量自体は足りていると強調した(14日=中央社)
頂新国際集団傘下メーカーの不正食用油問題で、消費者の間で味全の牛乳「林鳳営」など頂新グループ製品の不買運動が広がる一方、統一や光泉牧場の牛乳は供給不足になっている。
農委会は同日、牛乳メーカーや乳製品、酪農の業界団体を集めて対策を協議した結果、酪農家が味全との契約を変更しないまま、1日当たり約104トンを、▽統一▽光泉牧場▽開元食品工業(クリエーションフード)▽佳格食品(スタンダードフーズ)▽養楽多(ヤクルト)──に供給できることになった。
台湾の酪農家は554軒で、3割以上が味全に販売している。1日当たりの生産量は330トン。酪農家は、味全が生乳を買い取らず、他社にも販売できなければ、「味全より先に倒産してしまう」と不安を募らせていた。
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