ニュース 金融 作成日:2014年10月16日_記事番号:T00053265
中央銀行(中銀)は15日、台湾元現金の台湾域外への持ち出し、台湾域内への持ち込み限度額を現行の6万台湾元(約21万円)から10万元に引き上げる法改正を検討していると発表した。22日まで市民や各界から意見を集める。16日付経済日報などが報じた。
中銀の改正案が成立すれば、出入境の際に携帯できる現金の限度額は、▽台湾元、10万元▽人民元、2万人民元(約34万円)▽人民元以外の現金(米ドル、ユーロ、日本円など)、1万米ドル相当──の3パターンとなる。
なお台湾元の持ち出し、持ち込みについては2003年に4万元から6万元に引き上げられている。今回の引き上げ理由として、中銀は、▽台湾の消費水準上昇▽観光旅行産業の発展促進▽訪台旅行者の利便性向上──などを挙げた。
中銀によると、02年から13年の間に、台湾の個人消費は1人当たり27万8,000元から37万2,000元に、旅行者の台湾での1日平均消費額は204.15米ドルから224.07米ドルに増えた。同期間に、海外からの訪台旅行者は年間延べ298万人から802万人へと大幅に増加し、国際観光収入は45億8,000万米ドルから123億2,000万米ドルに増えた。
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