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太陽電池材料のギガソーラー、経営権争い勃発も


ニュース その他製造 作成日:2014年10月16日_記事番号:T00053269

太陽電池材料のギガソーラー、経営権争い勃発も

 太陽電池用シリコンウエハー製造、国碩科技工業(ギガストレージ)および太陽電池用導電性ペースト大手、碩禾電子材料(ギガソーラー・マテリアルズ)の董事長を兼任する陳継仁氏が健康問題を理由に長期休暇を申請していることに関連し、太陽電池業界内外から高い収益力を誇るギガソーラーの経営権奪取を狙う動きが出ているようだ。16日付電子時報が報じた。

 ギガソーラーは株価が高い上、最大株主のギガストレージの持ち株比率が約57%に上ることから、他の勢力が持ち株比率を拡大して経営権を獲得することは難しい。一方、ギガストレージの株価はギガソーラーを大きく下回る他、株主が分散しているため、ギガストレージを通じてギガソーラーの経営権を握ることが一番の近道とみられている。

 陳氏は今年6月の株主総会後にギガソーラーの董事長を辞任し、治療に専念するとみられていたが、実際には休暇の取得にとどめ、依然両社の経営権を堅守している。

 ただ今後の陳氏の健康状態いかんによっては経営権争い、および業界地図に予想外の異変が生じる可能性があると電子時報は指摘している。