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3Dプリンターで歯科材料製造、台湾創新生医が営業開始


ニュース 医薬 作成日:2014年10月17日_記事番号:T00053295

3Dプリンターで歯科材料製造、台湾創新生医が営業開始

 3D(3次元)プリント技術を使って歯冠補綴物(ほてつぶつ、クラウン)などを製造するメーカー、台湾創新生医が16日、南部科学工業園区(南科)高雄園区で営業を開始した。従来型のメーカーでは、1日に生産できるクラウンの数は2個程度だったが、同社では900個の製造が可能で、かつ必要な従業員は2人で済むという。17日付工商時報が報じた。

 台湾創新生医の陳錦昇総経理によると、これまでクラウンを作るには、まず患者から歯型を採取して歯科技工士の元へ送付し、さらに試験装着を経て完成するため、歯型の輸送を含めると5〜10日必要だったが、3Dプリント技術やクラウドコンピューティングを導入した同社ではこれを1日に短縮できる。

 また同社は同日、工業技術研究院(工研院)、金属工業研究発展中心(金属センター、MIRDC)および高雄医学大学生命科学院、アモイ天使口腔(こうくう)医院など中台の研究機関、医療機関と共同で歯科・医療器材製造への3Dプリント技術導入を促進する産業連盟を立ち上げた。