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台塑董事長、来年の景気を悲観視


ニュース 石油・化学 作成日:2014年10月17日_記事番号:T00053296

台塑董事長、来年の景気を悲観視

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の李志村董事長は16日、来年の景気見通しについて、「あまり良くなく、心配している」と発言した。中国経済の回復力が限定的とみられることを最大の理由に挙げた。17日付経済日報が報じた。

 李董事長は中国経済について、生産能力の余剰が極めて深刻な上、習近平国家主席が打ち出したぜいたく禁止令と汚職撲滅運動によって回復力が抑えられていると指摘。過剰投資の抑制によって生産能力の余剰問題は徐々に改善するものの、新規投資が行われないため景気回復に影響を及ぼすと説明した。その上で、現在の中国に世界経済の回復をリードする力はないため、来年も依然米国頼みになるとの予測を示した。

 国際原油価格が1バレル80米ドル台に下落していることについては、「われわれにとって好ましい。2010年にも80米ドルを付けており、何らおかしくない」と述べた。