ニュース 電子 作成日:2014年10月17日_記事番号:T00053301
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)とグーグルは16日、両社提携により開発したタブレット端末「ネクサス9」(8.9インチ)を発表した。HTCが受託生産を手掛けた。17日から世界のGoogle Playストアで予約受付を開始。価格は399米ドルから。11月3日から相次いで出荷を開始し、実店舗でも販売する。台湾では年内の発売が見込まれる。17日付蘋果日報などが報じた。
ネクサス9は重さ約436グラムと持ち運びしやすい軽量設計だ(HTCリリースより)
ネクサス9はグーグルの最新基本ソフト(OS)「アンドロイド5.0(愛称・ロリポップ)」を世界で初めて搭載したタブレット端末。プロセッサーはエヌビディアの64ビット対応「Tegra K1」を採用した。
ネクサス9はHTCにとって2011年に自社ブランドで発売した「フライヤー」、「ジェットストリーム」以来となるタブレット端末だが、出荷台数は100万〜200万台で、同社の利益への貢献は限られると予想されている。ただ、証券会社は、HTCはネクサス9を受託生産することでいち早くアンドロイド5.0の特色を知ることができ、来年発売するスマホ旗艦機種の開発に役立つと指摘した。
ビッグデータセンター建設へ
中国メディアの報道によると、HTCは中国・貴州省政府が開発中のハイエンド産業園区「恵水百鳥河数字小鎮」にビッグデータセンターを建設することで契約を交わしたもようだ。中国市場展開を加速する狙いとみられる。
締結セレモニーに出席した王雪紅(シェール・ワン)董事長は、貴州省は、交通、通信などのインフラが整備されるにつれ多くの人材を集めることができると指摘。今後も投資を拡大して貴州省政府との提携範囲を広げていきたいと話した。
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