ニュース 電子 作成日:2014年10月17日_記事番号:T00053304
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家・共同執行長は16日、同社が開催した業績説明会で、現在開発中の16ナノメートル製造プロセスについて「量産開始時期を前倒しする」と表明。さらに「ある大口顧客のアプリケーション・プロセッサー(AP)は16ナノプロセスでテープアウト(設計完了)することになる」と語った。これについて証券会社は、TSMCがアップルの次世代プロセッサー「A9」受注を既に獲得したことを示すと分析している。17日付工商時報が報じた。
魏・共同執行長(左)は「第4四半期は非需要期だが20ナノプロセスの需要が強く成長ペースは落ちない」と述べた(16日=中央社)
魏・共同執行長はまた、「20/16ナノプロセス市場で当社は今年、世界シェア1位を占め、来年もさらにシェアを拡大する」との見方を示した。
この他、何麗梅・同社財務長は来年の設備投資について「今年を上回る100億米ドル以上」との見通しを示し、主に20ナノ、16ナノプロセスの生産能力拡充、および10ナノプロセスの研究開発(R&D)に振り向けると語った。
なお同日発表された同社の第3四半期の業績は、連結売上高が前期比14.2%増の2,090億5,000万台湾元(約7,300億円)、純利益は763億4,000万元でいずれも過去最高を更新した。第4四半期売上高についても2,170億〜2,200億元とさらに記録を更新すると予測した。
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