ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

《頂新食用油事件》「検査逃れは明白」、衛福部が南僑批判


ニュース 食品 作成日:2014年10月17日_記事番号:T00053308

《頂新食用油事件》「検査逃れは明白」、衛福部が南僑批判

 衛生福利部の許銘能常務次長は16日、食品大手、南僑化学工業が「食用油脂を輸入した際、表記ミスで税関に工業用油脂として申告した」と主張していることについて、「意図的な検査逃れは明白で、ミスでは済まされない」と強く批判した。17日付中国時報が報じた。


許次長はオーストラリアから輸入したヘット5件の通関申告に関する発注書類と原産地証明書、通関書類の全てに「工業用」と書かれていると説明した(16日=中央社)

 南僑は昨年から今年にかけ工業用のヘット(牛脂)、ココナツ油、パーム核油を輸入していたことから食用油脂への混入疑惑が浮上し、15日には販売停止に追い込まれた。しかし同日、南僑はこれらは全て本来食用だが、工業用として申告してしまっただけで、品質に問題はないと安全性を主張した。

 TFDAは、南僑が提出したオーストラリアからの公的書類では「精製後食用可能」とあるため、食用として問題はないと判断して販売再開を認めた。

 ただ、フィリピンから輸入したココナツ油、パーム核油の25件については、公的書類でないものや、南僑の通関書類と、輸入に使った船舶名や日付などに整合性が取れないものがあるため、確認が取れるまでは販売を禁止するとした。