ニュース 食品 作成日:2014年10月17日_記事番号:T00053309
食品大手、南僑化学工業が食用油脂を輸入する際、通関が容易な「工業用」と虚偽申告していたとみられる問題で、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)の姜郁美署長代行は16日、台湾に輸入される動物性油脂を全量検査とし、植物性油脂についても検査率を20%から50%に引き上げると発表した。17日付工商時報が伝えた。
姜TFDA署長代行(中)は、これでは油製品の輸入検査が名ばかりだと指摘した(16日=中央社)
また、財政部関務署は過去5年間の非食用油脂の輸入通関書類をチェックするほか、今後業者が油脂類を輸入する場合には、輸入後の用途を通関書類に記載することを義務付ける方向で税関申告規則を改正する方針を明らかにした。近く詳細を公表する。
今回の問題で、南僑は食用油脂を工業用と虚偽申告すれば、TFDAによる検査手続きを回避でき、検査費用や通関時間を節約できると考え、不正に及んでいたとみられ、台北市衛生局より3,000万台湾元(約1億円)の罰金処分を科されている。
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