ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年10月20日_記事番号:T00053323
中国鋼鉄(CSC)は17日、12月の台湾域内向け製品のオファー価格を今年最大の平均3.27%引き下げた。1トン当たりの引き下げ幅は鋼板が861台湾元(約3,000円)、冷延製品が829元のほか▽熱延製品▽棒線▽電気亜鉛めっきコイル▽電磁鋼板コイル▽溶融亜鉛めっきコイル──は600元。10、11月価格にも遡及(そきゅう)適用するとみられる。18日付経済日報が報じた。
CSCは、第4四半期の需要期入り後、世界経済の成長が緩やかになり市場で在庫水準が高まった影響で、国際鉄鋼価格が最近1トン当たり20〜30米ドル下落したと指摘。このため、川下メーカーの受注競争力を高め、低価格輸入品にも対抗できるよう値下げを決めたと説明した。
なおCSCは同日、中国、インドネシアからの低価格鋼板の輸入が今年に入り激増し、台湾市場の秩序を乱しているとして、近く経済部にダンピング(不当廉売)認定を求め提訴すると表明した。また、中国、韓国から輸入される低価格冷延コイルについても調査を進めており、今後提訴を視野に入れているとみられる。
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