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《頂新食用油事件》義美、自社工場用ラードを業者に販売へ


ニュース 食品 作成日:2014年10月20日_記事番号:T00053336

《頂新食用油事件》義美、自社工場用ラードを業者に販売へ

 食用油事件を受けて消費者の間で食品への不安が広がる中、食品大手の義美食品(I-Meiフーズ)は19日、自社工場で使用している揚げ物用ラード(豚油)を小規模食品業者に11月16日より販売すると同社フェイスブックページで発表した。価格は15キロで2,400台湾元(約8,500円)。11月1日より各店舗で予約を受け付ける。20日付蘋果日報が報じた。

 義美は最近、同社フェイスブックページに小規模の屋台主、レストラン、食品加工メーカーから油の使用に関する問い合わせが多く寄せられ、「美食王国」の台湾の名誉がひどく傷付けられたことに胸が痛んだと説明。良い油を本当に必要とする業者に提供することで共に危機を乗り越えたいと強調した。

 同発表に対し既に1万件近くの賛同が集まり、「大企業のかがみ」「台湾に義美があって良かった」といったコメントが寄せられた。ただ一方で「価格が高過ぎる」という声もあり、業者のコスト負担増などが懸念されている。