ニュース 食品 作成日:2014年10月20日_記事番号:T00053338
頂新国際集団の不正食用油問題でグループ製品に対するボイコット運動が続く中、販売業者によると、味全食品工業の牛乳「林鳳営」は販売量が以前の1~2割まで縮小し、市場シェア首位の座を統一企業(ユニプレジデント)の「瑞穂」に奪われた。19日付経済日報などが報じた。
量販店、コストコでは、林鳳営の販売量が瑞穂より3~4割多かったが、先週の販売量は瑞穂が上回った。消費者の8割が購入ブランドを変更している。牛乳の上半期市場シェアは▽林鳳営、35%▽瑞穂、30%▽光泉牧場、24%▽その他、11%──だった。
味全は台湾に食品加工工場が4基あり、缶詰、乳製品、果汁飲料などを生産しているが、販売店による店頭からの商品撤去や不買運動で、生産ラインの4分の3が停止している。損失は1億2,000万台湾元(約4億2,000万円)と試算されている。
味全の台中工場の従業員は18日、賞味期限の短い牛乳などの売れ残りを低価格で社内販売しており、「以前は品切れで買えなかったのに今は買う人がいない」と嘆いた。
頂新グループの食品安全革新委員会の臨時召集人、尹衍樑氏(潤泰集団総裁)は同日、グループの製品全てをボイコットすれば、従業員16万人の生活はどうなるのかと、消費者に冷静になるよう呼び掛けた。
財団法人消費者文教基金会(消基会)は17日、頂新グループ製品かどうかを確認できるアプリを発表した(17日=中央社)
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