ニュース 社会 作成日:2014年10月21日_記事番号:T00053341
新竹市でこのほど、スーパーカーの違法駐車が通報された。この車は地面と車体の底の隙間が極めて狭くレッカー移動は難しいと思われたが、駆け付けたレッカー作業員は5分ほどで難なくこの車の撤去を完了し、一部始終を見守っていた市民から歓声が上がった。
今回、レッカー移動されたのはイタリアのランボルギーニが製造するスーパーカー「ガヤルド」のイエロー版で、新車価格が1,300万〜1,500万台湾元という超高級車だ。
台北市在住の持ち主は19日午後2時過ぎ、このガヤルドを運転して新竹市内の大型ショッピングセンター、遠東巨城購物中心(ビッグシティー)の入口前に乗り付け、駐車禁止を示す路上の赤線の上に堂々と駐車し、ショッピングに出掛けた。
この金持ち然としたあまりにも傍若無人な態度が反感を呼んだのか、市民が通報。警察がレッカー車とともに駆け付けた。
ただ、真っ黄色な超高級車のレッカー移動という珍しい光景に集まったやじ馬たちは、地上高が極めて低いガヤルドの移動は車体を傷つけてしまう可能性が高く、警察に実行する勇気はないだろうと考えた。
しかしそんなやじ馬たちが見守る目の前で、作業員はてきぱきと後輪の下に補助輪を差し込み、前方をレッカー車に連結してあっという間にガヤルドを引っ張っていってしまった。
この光景にやじ馬たちからは拍手が起き、「素晴らしい。留飲が下がった」などと作業員を賞賛する声が上がった。
なおレッカー業者は、「スーパーカーのような地上高の低い車を移動する際、車体を傷付けやすいことは確かだが、路面との隙間が7センチ以上あれば十分」と語った。
その後、ガヤルドの持ち主は車体を念入りに確認した上で、問題がないことが分かると、罰金と手数料1,600元を支払って愛車を取り戻した。「台北ではこれまでレッカー移動されたことがなく、今回も大丈夫だと思った」と語っており、新竹のレッカー業者に完敗を表明した。
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