ニュース 商業・サービス 作成日:2014年10月21日_記事番号:T00053355
頂新国際集団の不正食用油事件を受け、正イ精密工業(フォックスリンク、イは山の下に威)の郭台強董事長は20日、頂新グループが主導する台湾之光によるケーブルテレビ(CATV)大手、中嘉網路(チャイナ・ネットワーク・システムズ)の買収計画に参加しないと表明した。第4世代(4G)移動通信サービス、台湾之星電信(台湾スターテレコム)には既に出資しているが、頂新グループには別の戦略提携パートナーを探してほしいと呼び掛けた。21日付経済日報が報じた。
郭董事長(左4)は「台湾之光」の社名は不適当だと述べた(20日=中央社)
フォックスリンクは頂新グループと組んで、中嘉網路を買収する計画だったが、郭董事長の発言により、市場では潤泰集団(ルンテックス)の尹衍樑総裁と遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)が引き受ける可能性が高まったとみられている。
台湾之光の中嘉網路買収計画はまだ国家通訊伝播委員会(NCC)の審査を受けていない。法的に問題はないが、頂新グループの食用油問題で頓挫するとの見方が強い。台湾之光が買収に成功したとしても、郭董事長が出資するはずだった資金の穴埋めが必要だ。
魏応交・台湾スター董事長は、郭董事長の発言にかかわらず、中嘉網路買収計画は予定通り進めると述べた。中嘉網路は、現在はコメントできないとした。
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