ニュース 食品 作成日:2014年10月21日_記事番号:T00053358
彰化地方法院検察署は21日の取り調べで、押収した頂新国際集団の今年3月のベトナム工場視察の会議議事録に、魏応充容疑者(味全食品工業など前董事長)による「調達実行」、「承認」など文字や、署名、押印があったことを質問したが、魏容疑者はベトナムのダイハインフック(大幸福)社からの調達の指示を全面否認した。しかし、もし調達指示が事実ならば、検察は「一罪一罰」(一つの罪状に対し、刑法と行政法の双方による処罰またはいずれか量刑が重い方による処罰)に基づき、最高で懲役30年を求刑する可能性がある。21日付自由時報が報じた。
魏容疑者の委任弁護士(左)は20日、22日までに彰化地方法院に抗告し、保釈を求めることを決めた(20日=中央社)
彰化地検の取り調べに対し、魏容疑者は質問の数秒後、「私は会議の責任者にすぎず、実際の調達には関わっていない。ダイハインフックからの調達は絶対に指示していないし、同社の飼料用油販売も知るわけがない」と供述した。
彰化地検は、これまでの偽装表示事件、可塑剤の食品混入事件などの責任者には懲役10年以上の判決が出ており、頂新グループの飼料用油を混入した油類の数量、混入回数、販売回数などの「一罪一罰」、3年間の不当利得没収から、魏容疑者にも重刑が予想されると指摘した。
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