ニュース 電子 作成日:2014年10月22日_記事番号:T00053384
台湾積体電路製造(TSMC)傘下のIC設計会社、創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)は21日、世界で初めてTSMCの16ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)製造プロセスのアップグレード版「FinFETプラス」による高速コンピューティング向けASIC(特定用途のために設計、製造されたIC)をテープアウト(設計完了)したと発表した。来年第1四半期に量産に入る予定だ。22日付工商時報が報じた。
ASIC市場においてはIBMが極めて高いシェアを占め、マイクロソフト(MS)、ソニー、シスコシステムズなど向けASICの設計、生産を手掛けてきた。このほど、IBMのASIC受託生産業務を含む半導体製造事業をファウンドリー大手のグローバルファウンドリーズ(GF)が買収すると発表したことで、TSMCは一定のダメージを受けるとみられている。
業界では、TSMCはASIC受託事業における顧客を確保するため、IC設計サービスに注力する必要があり、創意電子が今回、重要な役割を果たしたとの見方だ。
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